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東南アジア界隈について

平均年齢23歳 バングラデシュ

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平均年齢23歳、人口約1億6000万人であるバングラデシュに進出する企業が増えている。チャイナプラスワン、インドのオフショアとしても進出先候補であり、EPZと呼ばれる経済特区での環境も魅力的であるようだ。2015年1月時点で、232社進出、過去4年で2倍以上に増加。実質GDP成長率が10年に渡り約6%と安定的に推移。

1億6000万人の人口に対し、既に1億2200万回線の携帯電話ユーザーを、既に抱えている。月収2〜7万円程度の中間層はアンドロイドのシェアが高いが、富裕層はiPhoneを利用しているようだ。また、インドネシアと同様で、Facebook、LINE、WECHAT等で、コミュニケーションを取っているようだ。隣国インドでは、OSとしては、Androidが約50%、Series40が約20%のシェアを占めている。機種としては、SamsungNokia、双方が約30%程度を占めている。

バングラデシュは、地理的には、中国13億人、インド12億人、アセアン6億人の中心地にあり、地理的中間地点としても機動性がある。また、日本の約4割、つまり、北海道+東北程度の面積であるが、人口は日本よりも多い。ノーベル経済学者アマルティア・センノーベル平和賞グラミン銀行ムハマド・ユヌス氏なども輩出している。

政情不安や電力不足・停電などのインフラ、従業員の賃金上昇、現地人材の確保など課題は多岐に渡るが、豊富で安価な労働力、市場の大きさ、将来性などに価値を見出し、縫製関連の広い裾野産業などを活用しながら進出している。

 

<繊維>

小島衣料、東レ、ナカノ、丸久、マツオカコーポレーション、ユニクロ、夢企画、ロウリン、YKKなど

<製造業>

味の素、ニプロ、ラ・マーレ、ロート製薬雪国まいたけなど

<商社>

伊藤忠商事、NI帝人商事、住友商事蝶理豊田通商、丸紅、三井物産三菱商事など

<物流>

川崎汽船近鉄エクスプレス、鴻池運輸、日本通運日本郵船など

<検品>

アサヒ・リンク、QTEC、ケンツー、ジーエフ、ハマキョウレックスなど

<その他>

大林組KDDINTTドコモ清水建設ワタミなど

 

バングラデシュ進出日系企業の最前線
2015年5月 日本貿易振興機構
http://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/e18c6e8a442398ab/bangla_saizennsenn_rev.pdf

 

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https://www.globalmarketingchannel.com/press/survey20141112