Touchten CEO Anton氏早稲田卒の起業家

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TouchTenは、インドネシアのスタートアップ界を代表するモバイルゲーム会社だ。2009年に設立され、現在に至るまでに世界中で数百万以上のダウンロードを記録。また、米国App Store TOP10に何度か食い込んだ経験をもつ、唯一のインドネシアが誇るモバイルゲーム会社でもある。2011年8月にIdeosource、2013年12月にCyberAgent Ventures、2015年7月にGREEと500 Startupsからの投資を受けている。さらに、CEOのAnton氏は、早稲田大学を卒業し、日本人女性と結婚もしており、ゲームにも日本的なものが反映されている。具体的には、ラーメン屋のゲームが100万ダウンロードを大きく上回っている。そして、他のゲームでは、蓄積したポイントをStarbucks、H&M、Zalora等のリアル店舗のクーポンに交換できるサービスも導入している。今回は、CEOのAnton Soeharyo氏へのインドネシア語のインタビューとブログを基に、以下、要約とする。

Anton氏は、2015年のインドネシアのトレンドとして、安いスマートフォンの普及、ある程度どこでも4Gが使えるようになったこと、Google Playの市場解放、の3つを挙げている。Touchtenは、インドネシア国内のiOS市場に当初から注力していたが、まだまだインドネシアのゲーム市場の課金率は低く、今後は、アメリカ、日本、韓国のような、高価格帯の課金を期待できる国への進出も視野に入れている。2016年には、合計20本目までのゲームをリリースし、1000万人以上のユーザーを抱える見込みだ。また、Anton氏本人のブログを遡ると、日本での生活や、日本でのソフトバンクの孫さんへの興奮を伺い知る事もできる。こうした原体験も経て、インドネシアでのiOS市場に挑戦したようだ。

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