アジアのGDP / 国家と個人
国際通貨基金のレポートに基づいて、アジアのGDP上位15カ国、一人当たりのGDP上位15カ国を追う。また、国家と個人の差異についても考えてみたい。インドネシアは、GDPは5位、一人当たりのGDPでは14位という結果であった。
2014年度 アジアのGDP上位15ヶ国
1 中国 10,380.38
2 日本 4,616.34
3 インド 2,049.50
4 韓国 1,416.95
5 インドネシア 888.65
6 台湾 529.55
7 タイ 373.80
8 マレーシア 326.93
9 シンガポール 308.05
10 香港 289.63
11 フィリピン 284.93
12 パキスタン 250.14
13 ベトナム 186.05
14 バングラディッシュ 185.42
15 スリランカ 74.59
単位 10億ドル
2014年度 アジアの一人当たりGDP上位15カ国
1 シンガポール 56,319.34
2 香港 39,871.10
3 ブルネイ 36,606.83
4 日本 36,331.74
5 韓国 28,100.72
6 台湾 22,597.73
7 マレーシア 10,803.53
8 モルディブ 8,341.54
9 中国 7,589.00
10 タイ 5,444.56
11 モンゴル 4,095.50
12 東ティモール 3,637.74
13 スリランカ 3,557.88
14 インドネシア 3,533.53
15 フィリピン 2,865.49
単位 ドル
数字左:GDP順位 中央:個人 右:差異
1 中国(9)8
2 日本(4)2
3 インド(19)16
4 韓国(5)1
5 インドネシア(14)9
6 台湾(6)0
7 タイ(10)3
8 マレーシア(7)1
9 シンガポール(1)8
10 香港(2)8
11 フィリピン(15)4
12 パキスタン(20)8
13 ベトナム(17)4
14 バングラディッシュ(22)8
15 スリランカ(13)2
国家と個人の差異においては、圧倒的にインドが目立つ。この差異が大きければ大きい程、国家内に不条理な出来事が多く、発展の伸びしろが多い傾向にありそうだ。インドの次に、差異が大きいのは、インドネシアである。インドも、インドネシアも、GDPの急速な伸張に対して、個人の所得の伸びが追いついていないのであろう。また、台湾は差異がゼロなので、ある意味、安定しているとも言えそうだ。ジニ係数や、貧困線などは、また別の機会で扱いたい。
参照 国際通貨基金