IndonesiaStartupNews

東南アジア界隈について

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Touchten CEO Anton氏 早稲田卒の起業家

TouchTenは、インドネシアのスタートアップ界を代表するモバイルゲーム会社だ。2009年に設立され、現在に至るまでに世界中で数百万以上のダウンロードを記録。また、米国App Store TOP10に何度か食い込んだ経験をもつ、唯一のインドネシアが誇るモバイルゲー…

アジアのGDP / 国家と個人

国際通貨基金のレポートに基づいて、アジアのGDP上位15カ国、一人当たりのGDP上位15カ国を追う。また、国家と個人の差異についても考えてみたい。インドネシアは、GDPは5位、一人当たりのGDPでは14位という結果であった。 2014年度 アジアのGDP上位15ヶ国 1 …

超全国一斉帰省と経済活動

ムディック(mudik)とは、断食月前後の帰省ラッシュである。イスラム暦に基づくので、時期は毎年変わる。また、断食明け、レバランと呼ばれる大型連休に向けた物価向上を、ハルガトゥスラ(harga tuslah)と呼ぶ。約3000万人程度が首都圏から地方に帰省し、経済…

インドネシア企業TOP10

喫煙者であれば、JTによる、米たばこ大手レイノルズ・アメリカン子会社の買収に向けた最終調整が記憶に新しいかもしれない。通称アメスピの会社の買収であり、買収額は50億ドル程度だと予測されている。日本でも、煙草会社JTは、もともと公社であり、伝統企…

Ideosource / Andi S Boediman

Ideosourceとは、インドネシア発祥のベンチャーキャピタル。2011年、設立。SeedやEarly Stageでの投資、特に、コンテンツを含むデジタル製品に注力。デジタル機器、メディア、EC、クラウド等。ポートフォリオには、モバイルゲーム会社Touchten、ムスリム向け…

Astraと東インド会社

Astra International はインドネシアの財閥企業。従業員約189.459人、会社数約178社。アストラは1957年、Tjia Kian TieとWilliam Soeryadjayaにより運用される。当初、フルーツジュースや青果などの食料品、及びその他の農作物を扱う会社だった。現在、アス…

Lippo Group とは何か

Lippo Group とは、Mochtar Riady氏が築き上げた、$15B以上の資産を持つインドネシアの財閥系企業群。不動産、デパート、スーパー、金融、通信、病院、ヘルスケア、ニュース、ITを抱えている。また、大学や教育事業にも投資。昨年、三井物産と協力し、高速携…

インドネシア87万人の日本語学習者

国際交流基金のデータに基づいて、インドネシアの日本語学習者数を見ていきたい。2012年の時点で、インドネシアでは約87万人の教育機関での日本語学習者が存在する。日本語教師数は、4,538人。中学校や高校等を含めた教育機関数は、2,346箇所。数字上は、教…

Sribu CEO デザインの必要性

Sribuとは、デザインに特化したインドネシアのクラウドソーシング。デザインをコンテスト形式で選択可能で、デザインが気に入らない場合は100%返金可能。企業ロゴ、フライヤー、ウェブサイト、Tシャツ等が注文可能。また、デザイナーのコミュニティーとして…

Berry Kitchen CEO 創業の理由

Berry Kitchenとは、インドネシアのオンライン弁当配送サービス。特に、オフィスワーカーの昼食に特化し、調理、パッケージ、配送の全てを担っている。Cynthia Tenggara氏を含めた3人で、2012年に創業し、現在の従業員は約100人程度。2014年7月にEast Ventur…

料理のローカライズについて 丸亀製麺 20店舗進出

現在、丸亀製麺は、インドネシアに20店舗進出している。丸亀製麺の売上ランキング上位にはハワイ店だけでなく、インドネシアの店舗もTOP10に食い込んでいる。日本と異なり、七味、とうがらし的香辛料のトッピングは独特だ。インドネシアでは、セルフサービス…

イオンモール ジャカルタ東部進出予定

インドネシアで流行っている日本食を御存知だろうか。勿論、寿司の知名度も高いが、寿司は値段も高い。ラーメンや牛丼、うどん等が手頃な価格帯であり、インドネシア人の間でも人気になっている。毎週金曜日のランチでは、ちょっと奮発したランチを食べる傾…

Ralali と日系製造業

http://www.ralali.com/ Ralaliとは、インドネシアで事業者向け間接資材マーケットプレイス。既に、East VenturesやCyberAgent Venturesからの出資を受けており、今後の事業拡大が期待されている。現時点でも、インドネシアの事業者向け間接資材マーケットは…

BlackBerry 逆襲と衰退

TokopediaやBukalapakのようなオンラインマーケットにとって、真のライバルは、FacebookやTwitter、BBMかもしれない。また、WhatsupやWechat、LINEの存在も決して無視する事はできない。今回は、BBMについて、特に着目して迫る。そもそも、日本ではBlackBerr…

Tokopedia & Go-jek 緑の革命

上記イラストは、インドネシアのオンラインマーケットTokopedia、バイクタクシーGo-jekのイラストである。Tokopedia&Go-jekの詳細については、以前の記事を参考にされて欲しい。最近、上記2社の提携の可能性が持ち上がってきた。もし、この両社の融合が実現…

Tokopedia 東南アジアの巨人

Tokopedia とは、2009年にインドネシアで創業した、オンライン・マーケットプレイスのスタートアップだ。所謂、手数料無料のC2C向けサービスであり、インドネシアの楽天的存在だと思って頂ければ話は早い。スタートアップ界隈であれば、2014年にソフトバンク…

GO-JEK ≫ Uber & GrabTaxi

残念ながら、ジャカルタでは Uber や GrabTaxi は流行っていない。圧倒的に GO-JEK が流行っている。現在、インドネシアのアップルストアでは1位だ。 世界最悪の渋滞エリアとして君臨するジャカルタでは、配車アプリよりも、バイクに軍配が上がったようだ。…

インドネシアの中間層拡大

インドネシアには現在、全人口2億4.800万の約30%に当たる7.400万人のの中間層・富裕層が存在し、その規模は今後10年で、大きく拡大するものと予測される。毎年、新たに800〜900万人が中間層・富裕層に移行しており、2020年までに、中間層・富裕層は約1億4.10…