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『起業家』備忘録
『イーロン・マスク』備忘録
『Yコンビネーター』備忘録
【備忘録】
25歳前後は、スタミナ、貧乏、根無し草、同僚、無知、という利点を備えている。一般的に、応募者は、「有望」「有望でない」「人材は有望だがアイデアは有望ではない」の3段階に振り分ける。しかも、極めて、短時間で判断される。毎週10%の伸びというのは、黄金の数字、1年に換算すると142倍になる。KPI、目標達成率を設ける重要性。成功の手本を目の当たりにすることこそ、創業への熱意を高める最良の方法。超積極的で本当に根性がある人。良い営業マンというのは、会えばその人から何かを買いたくなる。デモ・デー。人々の欲しがるものを作れ。Make Something People Want
【Yコンビネーターとは】
Yコンビネータとは、カリフォルニア州マウンテンビューのベンチャーキャピタル。主にスタートアップ企業に対し投資している。2005年にポール・グレアム、ロバート・T・モリス、トリヴァー・ブラックウェル、ジェシカ・リヴィングストンにより設立された。他のスタートアップファンドと比較した場合、Yコンビネータは2万ドル前後を提供し、3カ月にわたって集中的に指導し他のベンチャーキャピタルなどから投資を受けられる状態まで育てるのが特徴。これはグレアムの哲学に依るものである。現在までに約757社に投資を行っている
Y Combinator | CrunchBase
https://www.crunchbase.com/organization/y-combinator#/entity
女性による女性用バイクタクシー始動/インドネシア
本日より、女性による女性専用のバイクタクシー、LadyJekが運営開始。800人のドライバーを準備。基本的なコンセプトは、Go-jek、Grabtaxi等と同様。#LadyJEK でTwitter等で検索すると雰囲気が掴める。現在は、Androidのみ、近日中にiOS対応。ターゲットとして、電車やバス等の公共交通機関は利用したくないが、そんなに所得が高くない中間層に主眼を置き、先にAndroidから開始したのかもしれない。
LadyJek - Google Play の Android アプリ
【追記:差別化を図る GrabTaxi と Go-jek について】
現在、Go-jek は、Go-Mart, Go-Food, Go-Box等の機能の多角化に乗り出している。一方で、 Kiki Rizki氏(Country Head of Marketing PT GrabTaxi Indonesia)は、市場に十分な需要が無い為、GrabTaxi は、自動車やバイクでのタクシー事業に集中し、Go-jek のように GrabTaxi を多機能化させるつもりは無いと発言している。
【GrabTaxi】
2011年設立。シンガポール拠点。$680M in 5 Rounds from 15 Investors。500 Startups、Tiger Global Management、Softbank Capital 等からも調達している。
https://www.crunchbase.com/organization/grabtaxi#/entity
【Go-jek】
2011年設立。ジャカルタ拠点。CrunchBase上では資金調達の情報無し。インドネシア市場のアップルストアでは、頻繁にTOP10以内。(GrabTaxiは30-70位程度)Tokopedia等とも連携し、配送サービスにも乗り出す見込み。
中国 vs インド vs インドネシア
中国、インドに詳しい友人も増えた為、キャッチアップも兼ねて、各国の概況を軽く比較してみたい。下記データは、JETROのデータベースに基づいている。
【中国】
面積 960万平方キロメートル(日本の約25倍)
人口 13億6,800万人(日本の約10.8倍)
言語 中国語
実質 GDP成長率7.7%
名目 GDP総額(単位:100万)$9,469,120
一人あたりのGDP $6,959
消費者物価上昇率 2.6%
【インド】
面積 3,287,263平方キロメートル(日本の約8.8倍)
人口 12億1,000万人(日本の約9.5倍)
言語 ヒンディー語、英語、ウルドゥー語、ベンガル語
実質 GDP成長率6.9%
名目 GDP総額(単位:100万)$1,639,800
一人あたりのGDP $1,505
消費者物価上昇率 9.7%
【インドネシア共和国】
面積 191万931平方キロメートル(日本の5.1倍)
人口 2億4,882万人(日本の約2倍)
言語 インドネシア語
実質 GDP成長率5.8%
名目 GDP総額(単位:100万)$868,349
一人あたりのGDP $3,510
消費者物価上昇率 8.4%
http://www.jetro.go.jp/world/asia/
意外に、インドと比較した場合、インドネシアの一人当たりGDPは悪くない。流石、インドネシアは、可処分所得5万円以上の中間層が拡大し、EC市場が伸びているだけある。(Tokopedia,Bukalapak,Matahari Mall等。)つまり、裏を返せば、インドは今後、凄い勢いでEC市場が伸びていく潜在性を秘めていることが分かる。そもそも、ECが発展する上では、物流拠点構築が非常に重要なのだが、実際にインドでも倉庫事業の買収は相次いでいる。もし、ミャンマーあたりの道路が整備されれば、東西回廊、ベトナム、タイからの陸路での物流網も安定するだろう。物流に関して、全然どうでもいい話なのだが、タイの道路は左側通行なのだが、ミャンマーの道路は右側通行の為、国境付近では渋滞が絶えないらしい。
また、鳥瞰的に、アジア全般の地図を眺めた場合、マーケットとしては小さいが、ラオス、カンボジア、スリランカあたりも、ニッチを狙うなら面白そうだ。インターネット界隈のインフラは脆弱であるが、ビジネスアウトソーシングや、若干、イカつい業種で他社に先駆けて地域に根を張るのは、長期的に検討した場合、強い。バングラディッシュは、縫製業が盛んであり、UNIQLOやYKK等の業種も既に進出して長い。ただ、やはり、個人的には、歴史的に検討しても、東インド会社も拠点を置いていた地域、シンガポール、ジャカルタあたりに可能性を感じる。(というか、愛着がある。笑)
中国、インドとの関係性を視野に、インドネシア経済の立ち位置を理解された場合、下記の佐藤百合先生の政策提言研究を参考にされて欲しい。スハルト体制崩壊以後、インドネシアからインドへの輸出が増えていることも、はっきり分かって面白い。一方で、日本への依存度合いが低くなっているのは、残念だ。最近、日本が高速鉄道や大規模インフラ案件で受注が難しくなっているのは、こうした背景もありそうだ。
政策提言研究 「インドネシア経済の現在位置 —中国・インド・ASEAN諸国との関係を視野に—」 - ジェトロ・アジア経済研究所
ちょっと古い情報ではあるが、EC市場について、中国、インド、インドネシアあたりの概況、規模感がコンパクトに纏まっているので、雰囲気を掴む為には、下記資料も分かり易い。
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1043.pdf
東南アジア関係無しで、中間層に着目し、世界を眺めた場合、下記資料も古いが面白い。自分自身、エジプト、ナイジェリア、モロッコあたりに中間層が多い印象は無かった。モロッコは、フランス文化に浸り切ってる部分もあるが、意外と、エジプト、日本と相性良いのではないだろうか。(イスラム的文化の強い、トルコ、インドネシアあたりと上手くやっていけてるので、エジプトいけそうという適当な予想。)
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/external_economy/chukan_kakutoku/pdf/001_03_00.pdf
中国、インド、インドネシアを比較しようとして書いていたが、全然関係ない話になってしまった。インドネシア関連の情報も、日本語よりも、インドネシア語、英語のほうが遥かに新鮮で情報量が多いので、深く理解する為には、それなりに語学力も重要。でも、3ヶ月くらい暮らせば、どんな言語も習得可能。時間がある男子学生は、モロッコ、ナイジェリアあたりを冒険してきて欲しい。タンザニアで半年間インターンしていたSFCの後輩と、今度、御飯たべてきます!
Tech in Asia Jakarta とは|Indonesia's Ultimate Tech Conference
Tech in Asia とは、東南アジア全域を代表するテック系イベントの最高峰であり、世界中から起業家、投資家、メディア、スタートアップ企業が集まる、刺激的な2日間。既に、シンガポール、東京で開催されており、来月11日と12日には、Tech in Asia Jakarta として、ジャカルタで開催される。Tech in Asia の過去のスピーカーには、Twitter、Alibaba、Airbnb、DeNA、楽天、サイバーエージェント等が名前を連ねている。今回のジャカルタでも、Tokopedia や Go-jek のような、インドネシアだけでなく、東南アジア市場で存在感のあるサービスが輩出されることが期待されている。
また、9月上旬に開催された Tech in Asia Tokyo では、165社のスタートアップ企業が出展し、250人弱の投資家が参加。IBMやアマゾン、京セラ、博報堂、NTTデータ等もスポンサーとなっており、堀江貴文氏と松山太河氏との対談、アンドリーセンホーロウィッツのベン・ホロウィッツ氏の来日も実現した。ビジネス関係者のみならず、テクノロジーに興味のある方、遊びに来た方々にも評判が良く、大変盛況であったようだ。
話題のドローンやVR、ARだけでなく、イスラム市場独特のサービスの出展される見込みであり、今後の東南アジア市場の展望を掴む上でも、参加は大変有意義なものになるであろう。今回、Tech in Asia Jakarta 開催につき、Facebookでのグループを作成したので、参加者の方々には、是非、奮って御参加をお願い致したい。